食いしばりは浅い眠りで起こります。
日中のストレスや緊張は「浅い眠り」を引き起こします。
食いしばりは「浅い眠り」の時に起こりやすく寝ている間の食いしばりは本人にも自覚がないため見逃されやすい傾向にあります。
肩こりで来院している患者様の咬筋や側頭筋(顔にあるソシャクする筋肉)などを触知すると石の様に硬くなっています。
歯科医から歯が削れていることやマウスピースを作ってもらっているとのお声も多いです。
眠りの浅い状態で食いしばるので睡眠の質(寝起き、寝つきの悪さ、中途覚醒)は大事な指標となります。
寝ている間の食いしばりには種類があります。
寝ている間の食いしばりのことをブラキシズムと言います。
ブラキシズムには3種類あります。
グライディング(ギリギリと擦り合わせる)
クランチング(強く噛み締める)
タッピング(カチカチと音を鳴らす)
特に、グラインディングとクレンチングは歯や顎へのダメージが大きい傾向があります。
感情を抑えこむ情動抑制
情動抑制とは自分の内側に感じている感情(情動)を意識的に抑え込み表に出さない様にする自己制御のプロセスを指します。
悲しい時に笑顔をみせる 怒りを感じているときに平静を装う 不安なときに大丈夫と言い聞かせるといった行動です。
これらは社会生活を円滑に送るためにに誰しもがおこなう必要なスキルです。
しかしこれらの抑制が習慣的になると精神的なストレスとなり体に悪影響を及ぼすのです。
通常起きている間は大脳にある前頭体で理性的な判断や思考、感情の調整を行います。
その耐え忍んだ感情の放出が食いしばりという現象を引き起こします。







