施術後の身体の変化(好転反応)について
施術後の反応で
・一時的に体がだるくなった
・今ある痛みよりさらに痛みが出てきた
・強い眠気が襲った
これは「好転反応」とよばれるものであなたのお身体が確実に良い方向へと向かい始めている証拠です。
なぜこのような反応が起きるのでしょうか?
長年かけてゆがんでしまった骨格や固くこわばりの強い筋肉が施術によって緩み正しい状態に戻ろうとすると体は大きな変化を経験します。
これらをごく一部の例でご説明します。
ずっと手付かずの押し入れを掃除する時にまずは中身をすべて取りだす必要があり一時的に部屋中が物で埋め尽くされ散かります。
そしてその溢れかえったものを片付ける人が細胞(白血球)です。
白血球が活動すると発熱します。(これが熱が出る仕組み)
この散かったモノが痛みの原因である乳酸や炎症物質と例えることができます。
まさに『固い』という感じは古いものが囲まれた状態です。
これはきれいに整理整頓するための最初で最も重要なステップです。
施術も同じで古いものを身体にため込んだ「老廃物」「炎症物質」を排泄して循環をよくする過程で一時的にだるさや発熱、痛みとして感じることがあります。
これは改善させるための一時的な通過点です。
この反応はカラダが自らを癒し良い状態に生まれ変わるための積極的なプロセスです。
この山を乗り越えた後にスッキリとした軽い身体が待っています。
2~3日程度で自然と消失して本来の施術効果が実感できます。
好転反応をあえて「予告」します。
あえてお伝えするのは皆様に不要な不安を感じてほしくないからです。
「予告通りに痛みやだるさが出た」と知っていただくことでたとえ不快感があっても安心してこの変化期を乗り越えることができます。
例えば負荷のかけた筋トレや長い距離の後のマラソンなど「身体に今まで以上の負荷を与えると筋肉痛や倦怠感が出る」と予測がつきます。
ですから不安要素などは一切感じることはありません。
施術後は一時的にだるさや痛みが出るかもしれませんが頑張って乗り越えましょう。
揉み返しとの違い
巷では問診をせずに強めのマッサージを行ったり不要なボキボキ整体で関節を鳴らしたり反動をつけてストレッチをしたりする整体院やもみほぐしがあります。
そういった施術後のトラブルがいわゆるオーバードーゼ(揉み返し)と言います。
これらは筋繊維の損傷だったり関節を痛めてしまったりする怪我と同等な症状です。
以下のような場合は好転反応の範囲を超えている可能性がありますので遠慮なく当院にご相談ください。
・刺すような鋭い痛み
・日を追うごとに強くなる痛み
・腫れや熱感を伴う痛み
・10日以上続く強い痛み
私は患者様に「あの整体院にいったら余計にひどくなった」と不安に思われたくないという一心でこの説明を大切にしています。
「予告」と「説明」があることでたとえ一時的な痛みであってもそれは「治療の効果が出ている証拠」と前むっきにとらえていただけます。
「先生の言うとおりになった。だから信じて通院してみよう」–この小さな信頼の積み重ねが最高の施術結果を生むと信じています。
どうぞご自身の身体が持つ自然治癒力を信じてこの変化の期間温かく見守ってあげてください。








